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ライフスタイルラボ  住まい、生活、家族、まちや社会そして人々のライフスタイルはどうあるべきかに関わる研究の一部をご紹介

ペットと暮らす(失敗編)

2017-02-09

「家を建てたらペットを飼いたい」方に、今回は当社社員の経験レポをご紹介します。
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家を建てる時に6才の犬が居ました。我が家の犬は中型のバセットハウンドドック、頭が大きく耳が垂れて、脚が短く、爪が大きい。この犬種は体臭があり、穴を掘る習性があり、頭を振るとよだれが飛び散ります。
犬と暮らす配慮として、犬の脚の関節負担だけでなく人間に対する負担も色々考えなければ成らない犬種です。

犬1.jpg

プラン:2階リビング:建設場所の環境条件からそうなりましたが、これは胴長の犬にとっては高齢化すると背骨に負担がかかり階段の昇り降りが出来なくなります。よって晩年は25kgの犬を抱いてよく昇り降りしました。

床材:無垢フローリング(松材:床暖仕様)脚関節・穴掘り・におい対策として。

爪による床材の傷や床暖による床材の変形は実生活上気に成らなくなると判断。肉球の深い足裏には散歩から帰った際、拭いても土が残るため床の色も庭の土色としました。

壁:珪藻土(草いり)

自分で塗りました。壁についたよだれがバクテリアの変化で黒く変色していくことに対する対策、及びにおい(ペット臭)対策。プロに頼むと綺麗過ぎて汚れが目立ってしまうため素人が塗るのが丁度良いです。

天井:多孔質の吹き付け材(プロ仕上げ):におい対策。

犬が直接触れる所は、なるべくラフな仕上げで「傷や汚れが味となる」事と信じ仕上げてみました。結果は想定通り上々でした。そして実際に一緒に暮らすと実に想定通りとなりました。


ところが7年経ち犬が亡くなり、翌年猫が来ました。3ヶ月のブリティッシュショートヘアー、元々イギリスで鼠退治に使われた猫です。
猫用には何の配慮もしていなかった為どうなるのか心配でしたが、結果は次のとおりです。

ネコ2.jpg

 ①窓に飛び乗る時爪を立て壁に爪あとが残る

 ②床に付いた爪の後/猫の爪は細く鋭利なため跡が残る(犬は残らない)

 ③爪とぎ場と成った絞り丸太

 ④ケリー現在4才

行動が平面的な犬と立体的な猫・一時的なアマ噛み(犬)と生涯続く爪とぎ(猫):ある日、レンジフードの脇に爪の跡を発見!絞り丸太がボロボロに成っていました。その後壁が削れて下地まで出てきてしまい、掃除の際に椅子をテーブルに載せるとその裏側も爪とぎの場となっていました。爪とぎの道具も用意してあったのに無残なものです。
犬のアマ噛みも子犬の頃にあり、その時も家具の脚はボロボロとなりました。危険なのはコンセントで刺さっているプラグを犬が噛もうとすることです。感電したら死ぬそうなのでご注意ください。コンセントの位置は高いポジションにしたほうが良いと思います。

綺麗好きな猫?:猫は綺麗好きと言われるがその行動を良く見ていると、トイレに行っても手足も舐めずお尻もそのまま、家の中を立体的に動き回ります。キッチンカウンターやテーブルの上、窓台等、考えるとゾッとしますが、結果いつも綺麗なテーブルとキッチンに成りました。

一度に全部食べる犬・遊び食いの猫(猫食い):餌場に虫が飛びます。

この様に動物と暮らすということは、人としての住居が幾ばくか汚れると言うことを覚悟し片付け上手に成らないと上手く付き合えません。潔癖症の人にはとても共生できないでしょう。
しかし奴等は可愛いのであります。
家に残ったその汚れや傷も時間と共に味に変わってくれると願っています。