MISAWA

テクノロジーラボ 住まいの素材、構造や工業化のテクノロジーなど住まいづくりに
関わる研究の一部を科学的な視点からご紹介いたします。

被災度判定計「GAINET(ガイネット)」

2017-03-31

 ミサワホームでは2015年4月よりいち早く建物の被災度を判定してお知らせする被災度判定計「GAINET」を販売しています。
 私たちは、大地震が発生すると揺れが大きい地域から順にお客様の被害状況の把握を1邸ずつ行っています。震災直後に1邸ずつ調査を行うため、状況の把握には多くの時間がかかります。また、お客様自身がとても怖い体験をしていますので、軽微な被害でも大きな不安をかかえることがあります。
 そこで、私たちは建物ごとに瞬時に被災度を判定する装置があれば、お客様自身が避難の必要性の判断材料となり安心を提供でき、私たちハウスメーカーも瞬時にお客様の状況が把握できることで、緊急度に応じて対応することができるようになると考えました。
 被災度判定計の開発は2010年ごろから始め、当初国土交通省の住宅・建築関連先導技術開発助成事業に助成を受けながら開発を進めてきました。そして、KDDIとの共同開発を経て2015年に発売を開始しました。
 被災度判定計の仕組みは、住宅の基礎部分に設置した計測部と住宅内の壁面にある表示部で構成されます。計測部で計測した地震波と建物ごとに設定した建物情報をもとに、リアルタイム震度や建物と地盤の被災度ランクを算出し、表示部に音と連動してわかりやすく表示します。停電対策としてバックアップ電池を搭載しています。各被災度判定計のリアルタイム震度や被災度ランクは、地震直後に高速データ通信が可能なLTEネットワークを経由して瞬時にクラウドサーバに収集されます。そうして集まった情報をもとに、私たちミサワホームは全国の建物の被災度を短期間に把握し、建物の緊急度に応じた災害支援を行います。
 この被災度判定計は"家のIoT※"であるため、多くの可能性を秘めている商品です。ぜひ、興味のある方はご検討ください。

※IoT:Internet of Thingsの略。コンピュータなどの情報・通信機器だけでなく、世の中に存在する様々なモノに通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信したりすることにより、自動認識や自動制御、遠隔計測などを行うこと。

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