ミサワホームとバウハウスミサワホームとミサワホーム総合研究所の活動
1989年にバウハウスの作品の収集を始めたミサワホームは、現在、およそ1500点の作品を所蔵しています。ミサワホーム総合研究所では、作品を管理し、丁寧に研究し、自社ギャラリーで展覧会を開催するほか、美術館への出品や企画協力など、さまざまな活動を続けています。
私たちにとって、バウハウスは単なる美術品ではありません。私たちがなによりも共感するのは、彼らが、小さなものから建築まで、身の回りのものをデザインの力でより良くしようとしたこと。人を主役と考え、装飾で偽らない、誠実なデザインをめざしたこと。そして、あらゆる人に質の良い暮らしを提供しようと考えたことです。
「デザイン」の大きな力を信じた、彼らの熱い思いを忘れないためにも、
バウハウスとは
バウハウスは、学校の名前です。第一次世界大戦の終戦直後にドイツに誕生し、たった14年間しか存在しなかった、小さな造形学校です。たった14年。しかし、彼らが建築を最終目標に、生活に関わる全てのものを対象として「工業のための原型」を目指し生み出したデザインやアイデアは、今も空気のように私たちの生活に存在しています。
また、バウハウスは、造形教育にも大きな改革をもたらしました。ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレーといった20世紀を代表するアーティストたちがバウハウスに集結し、慣例を捨ててゼロから新しい教育を探りました。その成果は世界に広まり、今も輝きを放ち続けています。
