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南極クラスの活動(2023年度)

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ミサワホームは、1968年の第10居住棟の受注以来、現在までに36棟5,900㎡の建物を供給してまいりました。また、南極地域観測隊にミサワホームグループ社員も合計20名が隊員として参加しています。

2011年3月11日の東日本大震災による甚大な被害は想像を絶すものでした。その被害を受けた故郷を、これから10年、20年とかけて復興していくのは、当時の子ども達だと思いました。その子ども達に何とか夢や希望を考えるきっかけを与えたいと始めたのが、南極観測隊員経験者の社員を講師とした教育支援プログラム「南極クラス」です。2011年9月29日に仙台の小学校でスタートいたしました。

※南極クラスホームページURL: https://www.misawa.co.jp/nankyoku/antarctic-class/

1.新規開催県

2023年度は、大分県で南極クラス初開催が実現いたしました。9月17日(日)に佐伯市の「さいき城山桜ホール 大ホール」にて鈴木講師が講演いたしました。当日は、南極の氷河の底で削られて平たくなった石、南極特有の卓越風(ある期間に一定方向から吹く風)により、三角錐状に削られた三稜石、ガーネットを含んだ先カンブリア時代(約35億年前)の石も、参加した方々にご覧いただき、実際に触れていただきながら、南極や地球の歴史を感じていただきました。


※佐伯市「さいき城山桜ホール」URL https://sakura-hall-saiki.com/

 

2011年度から開始した南極クラスですが、初めて開催した年度を都道府県ごとに地図上に表示してみました。北海道から沖縄県の全国47都道府県の内、2023年度に大分県で開催させていただいた事で、46都道府県で開催ができました。残る未開催県は、佐賀県の一県のみとなりました。

 

2.南極eスクールWeb版の普及

国立極地研究所との産学共同プロジェクトの第2弾として、iPadアプリとして一般公開している「南極eスクール」を、様々な端末機器で見られるようにWeb版を開発し公開しました。2023年度からは、より分かりやすく見ていただくために解説ページを追加し、どのような機能がありどこをタップ(クリック)したら良いか解説しています。来年度からは、南極クラスを開催した全ての学校等でサイトの紹介の許可をいただければ、URL、及びQRコードをお配りする予定です。


※URL  https://soken.misawa.co.jp/?qr=nankyoku_schoool#recommend

 

※南極クラスを開催していく中で、体の不自由な子ども達や、病気で入院していても、院内学級で一生懸命学習している子ども達にも出会いました。一同に集まって、全員で講演を聞くことが難しい子ども達もいますので、パーソナルな環境でも南極クラスが実施できるように検討し、iPadを活用したアプリを2014年に開発しました。

その後、2021年に産学共同プロジェクトとして、国立極地研究所と共同で内容を精査、リニューアルしてiPadアプリ「南極eスクール」として無償で一般公開いたしました。その後、第2弾として、上記Web版を2022年に公開いたしました。

※活動実績の件数、参加人数(都道府県別)は、南極クラスのHP「活動実績」よりご覧ください。

 

関連リンク:南極クラス国立極地研究所南極の歩き方