MISAWA

ライフスタイルラボ  住まい、生活、家族、まちや社会そして人々のライフスタイルはどうあるべきかに関わる研究の一部をご紹介

子どもと片付け-成長ステージに合った片付け環境を整える

2016-12-20

道具を使いそれを片付けるのは、人間の大きな特徴ですね。一方赤ちゃんの発達過程を見ていると、片付け行為は、人間が生まれながらに持っている能力ではなく、親や保育者との関わりの中で習得していく、社会的なものと言えます。

未就学児が3名いらっしゃるご家庭で、リビング内の収納物調査をしたところ、ボリューム比で約6割が、子ども関係の物で占められており、子どもが小さいうちは、居場所がリビング周辺になりやすく物が集中しやすいことが分かります。

ピアジェの認知発達理論によると、7~8歳頃までは、見た目などの知覚につられやすい時期と言われており、文字を使ったラベリングより、カラーや中身が見えるなど直感に訴える収納デザインが向いていると言えます。そこで写真のような収納ボックスを提案しました。

子ども片付け.png

当初上のお子さん2人は5歳で、中身が見えるクリア面を表側にして使用していました。そして現在は小学3年生で、最近お子さんの手により、赤/青の面に変わったそうです。なお赤い面の箱が娘さんのもの、青が息子さんのものと、色で使い分けをしているそうです。

このような特殊な箱がない場合、ご家庭にあるもので出来る方法もあります。例えば収納する物の写真を箱や棚に貼る方法もおすすめです。また家族ごとにパーソナルカラーを決めて、箱や収納扉を、子どもの好きな色にペイントすれば、子どもが自分の収納場所を直感的に理解でき、愛着を持ち、片付けを楽しく習慣化することが出来るのではないでしょうか。