MISAWA

ライフスタイルラボ  住まい、生活、家族、まちや社会そして人々のライフスタイルはどうあるべきかに関わる研究の一部をご紹介

日本の間取りと暮らし

2017-01-10

日本の間取りの代表は「田の字プラン」です。図-1の明治以前の民家の間取りも田の字になっています。

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図-1 田の字プラン例

日本が地震国であるため柱や壁、床などの耐力部材の配置もしやすく、構造的安定性もあり、日本独自の床材である畳、障子や襖で仕切られているため、用途に応じて広げたりするなど多用途に使える特徴があります。また、プライバシーを確保しにくいことが逆に「おもてなし」や「謙譲」の心を育んだともいえます。
 田の字の間取りを現代の家族構成とライフスタイルに合わせて考えられたのが図-2のミサワホームの「O型」です。

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図-2 ミサワホーム「O型」のプラン

1階は家族との触れ合いと家事の動線が重ならないように配慮し、サーキュレーションを考慮した玄関と廊下を中心にした田の字の間取り。2階は個々の部屋を独立させ、プライバシーに配慮した間取りを基本にしています。
 イギリスやアメリカの間取りと異なるのは部屋の使い方の融通性を配慮していることではないでしょうか。加えてイギリスやアメリカの生活習慣と異なるのは玄関で靴脱ぎをするかしないかでしょう。

 日本の靴脱ぎの習慣(上足文化)は、弥生時代に始まったと推測されています。その習慣が高温多湿の気候風土に最適な日本独自の生活文化を作っていったと考えられます。