住まいの防犯について考えてみませんか?
総合防犯講座
侵入盗犯罪から住まいを守るため、私たちが取り組まなければならないことは何なのでしょう?
侵入盗の視点及び行動パターンの研究から見えてきた “もっとも基本的で、効果的な”防犯対策について一緒に考えていきたいと思います。
実際に被害に遭った住宅の調査をもとにした例や犯罪多発地帯の防犯リフォーム例など、防犯対策の参考となる資料も掲載しております。
はじめに
多くの人が「私の家は安全」と感じています。
自分の家に泥棒が入ることはないと思い、
無施錠の窓から誰かが部屋に入ってくるところを想像することもあまりないでしょう。
一方で安心のため、セキュリティへの関心は以前よりも高くなったようです。
いずれにせよ、住宅や住宅街での事件は絶えません。なぜでしょうか?
選ばれた場所
警察の犯罪統計から住宅や住宅街で発生する罪種を拾うと、
侵入盗、乗り物盗、ひったくり、住居侵入…、いろいろあります。
それらの犯罪対象は家の中の金品であり、家の外にある車や自転車などです。
また場合によってはその家に住む人であり、歩いている住人です。
そこに犯罪対象となる人や物があるから、その場所で犯罪被害が起きています。
ですから、住宅や住宅街での事件はなくなりません。
そこが犯行を考えている者が選んだ場所なのです。
侵入盗の行動
ここで住宅を対象とした侵入盗の行動を調べてみましょう。
侵入盗は住宅街を徘徊し、入る家を決め、住人の不在を確認して、人目を避けて侵入しています。
この一連の行動は、住宅街を選んでそこへ行くことから始まります。
選んだ住宅街にあるどれかの住宅がその目的の場所です。
対策の考え方
一旦、侵入盗が私たちの住む住宅街を、侵入しやすい家を探しながら歩いていると考えてみます。
そのとき、侵入盗が私たちの家を侵入しにくいと感じれば、侵入対象として選ばれない可能性が高まります。
また、そのような家が並ぶ街路であれば、やはり選ばれにくい街路になると考えられます。
このホームページの内容
では、どのような家が侵入対象として選ばれているのでしょうか?
またどのような対策が有効でしょうか?
これらの疑問に答えるために、侵入盗による被害事例の調査を行っています。
ここではその結果に基づいて、侵入対象に見られる状況やハード面の対策を描いてみました。
皆様にご覧いただき、防犯対策の参考になりましたら幸いです。