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南極クラスの活動(2024年度)

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ミサワホームは、1968年の第10居住棟の受注以来、現在までに36棟5,900㎡の建物を供給してまいりました。また、南極地域観測隊にミサワホームグループ社員も合計20名が隊員として参加しています。

2011年3月11日の東日本大震災による甚大な被害は想像を絶すものでした。その被害を受けた故郷を、これから10年、20年とかけて復興していくのは、当時の子ども達だと思いました。その子ども達に何とか夢や希望を考えるきっかけを与えたいと始めたのが、南極観測隊員経験者の社員を講師とした教育支援プログラム「南極クラス」です。2011年9月29日に仙台の小学校でスタートいたしました。

※南極クラスホームページURL: https://www.misawa.co.jp/nankyoku/antarctic-class/

1.全国 47 都道府県開催達成

2024年度は、佐賀県で南極クラス初開催が実現いたしました。これで全国47都道府県での開催が 達成されました。関係各位のご協力に感謝いたします。2月10日(月)に佐賀県佐賀市の「認定こども園鳳鳴乃里幼稚舎」にて堀川講師、熊倉講師が講演 いたしました。当日は、サプライズで先生方が作成していただいた「南極クラス47都道府県達成おめでとう!」の横断幕をご用意いただき、私達一同、大変感激し感謝の念に堪えません。午前の部は、幼稚園児向けに、午後の部は学童保育の子ども達向けと2部構成で実施し、南極の氷河の底で削られて平たくなった石、南極特有の卓越風(ある期間に一定方向から吹く風)により、 三角錐状に削られた三稜石、ガーネットを含んだ先カンブリア時代(約35億年前)の石の展示、等身 大のウェッデルアザラシやコウテイペンギンのタペストリーもご覧いただき、実際に触れていただき ながら、南極や地球の歴史を感じていただきました。


※佐賀市 鳳鳴乃里幼稚舎 URL https://houmeinosato.com/index.html

 

2011年度から開始した南極クラスですが、初めて開催した年度を都道府県ごとに地図上に表示します。2024年度の佐賀県の開催により、北海道から沖縄県の全国47都道府県で開催が達成されました。

 

2.南極eスクールWeb版の普及促進

国⽴極地研究所との産学共同プロジェクトとしてiPadアプリの「南極eスクール」、さらに様々な端末機器で⾒られるように「web版南極eスクール」を開発し⼀般公開しています。 Web版では、より分かりやすく⾒ていただくために解説ページを追加し、どのような機能があり、どこをタップ(クリック)したら良いか解説しています。


※URL  https://soken.misawa.co.jp/?qr=nankyoku_schoool#recommend

 

「南極クラス」を開催していく中で、体の不⾃由な⼦ども達や、病気で⼊院していても、院内学級で⼀⽣懸命学習している⼦ども達にも出会いました。⼀同に集まって、全員で講演を聞くことが難しい⼦ども達もいますので、パーソナルな環境でも南極クラスが実施できるように検討し、iPadを活⽤したアプリを2014年に開発しました。

その後、2021年に産学共同プロジェクトとして、国⽴極地研究所と共同で内容を精査、リニューアルしてiPadアプリ「南極eスクール」として無償で⼀般公開いたしました。その後、第2弾としてWeb版を2022年に公開いたしました。

※活動実績の件数、参加人数(都道府県別)は、南極クラスのHP「活動実績」よりご覧ください。

 

関連リンク:南極クラス国立極地研究所南極の歩き方
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